お金の避難所
「円はザコ」という予言はなぜ成就するのか?無限ループの恐怖
「円はザコ。終わり。」 ネット上の汚いスラングに見えますが、経済の実態をこれほど端的に表した言葉もありません。
恐ろしいのは、これが単なる悪口ではなく、 「自己成就予言」 として機能し始めていることです。
予言が成就するメカニズム
「円は弱い」とみんなが信じるから売る。 売るから実際に弱くなる。 それを見て「やはり自分の予想は正しかった」と確信を深め、さらに売る。
この心理的サイクルに入ってしまうと、少々の政策や金利調整では、もはや流れを変えることはできません。 「バグ」だったはずの円安が、「仕様(日常)」として定着してしまった のです。
「終わりの合図」はどこか?
このループの最終段階は、プロの投資家でも富裕層でもなく、「一般大衆」が動き出した時です。 特に、 「新卒の若者が、初任給をもらった瞬間に外貨に替える」 ような動きが出始めたら、それが本当の終わり(Game Over)の合図です。
- 給料日が「円の命日」になる: 数百万人が一斉に円を売る日になる。
- 悪貨は良貨を駆逐する(逆転): 価値のあるドルやBTCは貯め込まれ、価値の下がる円だけが市場に溢れかえる。
無限ループからの『Exit』
国家や経済の無限ループには、プログラムのような「強制終了(Ctrl+C)」ボタンはありません。 国がブレイクスルー(第2のトヨタやエネルギー革命)を起こせない以上、このループは止まりません。
私たち個人にできる唯一の対策。 それは、「国が変わるのを待つ」というギャンブルをやめ、 自分ごとのレベルで「円に依存しない経済圏」を構築すること です。
ループの中にいる限り、景色は絶望的です。 しかし、 「ループの外(外貨・暗号資産)」 に軸足を移した瞬間、この崩壊さえも「想定通りのシナリオ」として冷静に眺められるようになるはずです。