デジタル防空壕の日記
お金の避難所

国の資産は何で決まる?「信用」という名の危うい基準

「国の資産は何基準で決められるのか?」 「ドル建て?それともゴールド?結局、ドルだって米国の信用次第ではないか?」

資産防衛を考え始めると、こうした根源的な疑問に突き当たります。 私たちは普段、日本円や米ドルの価値を「絶対的なもの」として疑いませんが、その正体は驚くほど曖昧な「信用」の上に成り立っています。

「円」の価値を測る定規がない

日本の対外純資産は世界トップクラスと言われます。しかし、その資産額も結局は「米ドル」や「その他の法定通貨」で換算された数字に過ぎません。

では、その定規となっている「米ドル」はどうでしょうか。 米ドルの価値を担保しているのは、アメリカという国家の「徴税能力」と「軍事力」、つまり国の信用です。

もしアメリカの信用が揺らげば、ドルの価値は下がり、それを基準にしていた「資産の評価額」もまた、実態とは関係なく変動してしまいます。 つまり、現在の金融システムには、誰にも依存しない絶対的な「定規」が存在しないのです。

国家に依存しない「新しい基軸」

「国家に依存しない基軸があったほうがよいのでは?」 この考えこそが、ビットコインなどの暗号資産(クリプト)が生まれた最大の理由です。

  • 法定通貨: 国の信用で価値が変わる。発行量を国が操作できる。
  • ゴールド(金): 国に依存しないが、物理的で持ち運びが困難。
  • ビットコイン: 国に依存せず、プログラム(数学)で発行上限が決まっている。

ビットコインが「デジタル・ゴールド」と呼ばれるのは、それが特定の国家の失敗や恣意的な金融政策の影響を受けない、独立した度量衡(ものさし)だからです。

結論:定規を複数持つこと

今すぐドルや円が無価値になるわけではありません。しかし、全ての資産を「国の信用」に依存させるのは、一本の脆い竹馬に乗っているようなものです。

「国家という他人の信用」に頼らない資産(ゴールドやビットコイン)をポートフォリオの一部に組み込むこと。それは、投資というよりも、足元の地面を固める行為に近いと言えるでしょう。

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