デジタル防空壕の日記
お金の避難所

情報リテラシーの極意:Cui Bono(誰が得をするのか?)

現代の情報戦において、最も強力な武器は 「疑う力」 です。 しかし、それは「すべてを嘘だと決めつける」ことではありません。それは逆ベクトルの盲信に過ぎません。

必要なのは、流れてきた情報に対して冷静に 「Cui Bono(クイ・ボノ=誰が得をするのか?)」 と問いかける姿勢です。

インセンティブの構造を見る

ニュースやSNSの投稿を見たとき、以下の視点を持ちましょう。

  • その不安を利用して、商品を売りたいのは誰か?(企業)
  • 対立を煽ることで、支持を集めたいのは誰か?(政治家・活動家)

情報は「現象」ではなく、誰かが意図を持って作った 「商品」 です。 「真実かどうか」の前に、「どのような意図(インセンティブ)で作られた商品か」を見極める癖をつけるだけで、情報の解像度は劇的に上がります。

「白か黒か」の罠

陰謀論や極端な主張は、常に「わかりやすい敵」を作り、世界を二分します。 しかし、現実の利権構造はもっと複雑で、グレーゾーンが延々と続いています。 一つの情報を見て「100%正しい」あるいは「100%嘘だ」と即断することは、思考の主導権を相手に明け渡すことと同義です。

結論:思考の主導権を取り戻す

「情報を浴びる」のではなく「情報を捌く(さばく)」。 誰かの利益のために作られた物語のエキストラにされることなく、 自分の頭で考え、自分の利益のために情報を利用する。 それが、デジタル防空壕の住人たる私たちの流儀です。

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